5,000円台で手に入る、全部盛りな完全ワイヤレスイヤホン
今回は中国のオーディオメーカーであるBaseusのSimuシリーズのフラグシップ機であるBaseus Simu S1 Pro を紹介します。
この製品は、手の届きやすい価格で入手できる完全ワイヤレスイヤホンだが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)や外部音取り込み機能を搭載し、Qiワイヤレス充電にも対応して全部盛りの完全ワイヤレスイヤホンです。
音質の面でも妥協は見られず、今まで色々と他社のイヤホンを試してみたりしてきましたが、この価格帯でのこのクオリティはトップクラスだと思います。
Baseusさんのプレゼント企画に当選し製品を手にすることができ、しばらく使用しまくったのでレビューしていきます。
Baseus Simu S1 Proのスペックと特徴
製品名 | Baseus Simu S1 Pro |
機能 | ANC・外音取り込み |
バッテリー | イヤホン単体最大7時間 ケース込み最大 28時間 |
対応コーデック | SBC/AAC |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
防水性能 | IPX5 |
充電 | USB Type‐C QIワイヤレス充電 |
価格 | 5,999円 |
Baseus Simu S1 Proの基本的なスペックは上記の通りです。
Baseusは、2011年に設立された中国のオーディオメーカーです。
日本では、あまり聞きな馴染みのないメーカーかもしれませんが、2017年11月には、Baseusは世界の180を超える国と地域へ参入し、600の店舗で販売を行っています。
今回ご紹介するBaseus Simu S1 Proは、Baseusの完全ワイヤレスイヤホンSimuシリーズのフラグシップにあたる製品。
5,000円台で比較的手の届きやすい価格ながら、ANC(アクティブノイズキャンセリング)や外部音取り込み機能を搭載し、Qiワイヤレス充電にも対応している。
また、イヤホン本体はIPX5等級の防水設計になっており、あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がないとされています。
本体カラーは、ブルーの1色展開ですが、色味はとても深く大人っぽいカラーリングになっています。
Baseus Simu S1 を開封していく
Baseus Simu S1 Proを開封していく。
箱は紙で、出来ておりコストカットがされているような印象をうけましたが、デザインはかなり良いと思います。
イヤホン本体 |
イヤーピース S,M,L(初期装着はMサイズ) |
Type-C充電ケーブル |
日本語取扱説明書 |
付属品は、非常にシンプルで上記のとおりです。
Baseus Simu S1の良いところ・気になるところ
Baseus Simu S1 の良いところ
必要な機能は全部盛りで5,000円台で買えてしまう
まず、個人的に魅力的だなと感じたのは、やはり価格です。
Amazonでは5,999円で販売されており、完全ワイヤレスイヤホンの中では非常に手の届きやすい価格帯の製品です。
手の届きやすい価格のイヤホンですが、Bluetooth5.2を採用しつつ、アクティブノイズキャンセリング機能や外部音取り込み機能が搭載されています。
また、Qiのワイヤレス充電にも対応し、端子はUSBType-Cが採用されています。
5,000円台で購入できるイヤホンですが、必要な機能は全て揃っており、コスパの良い完全ワイヤレスイヤホンを求めていてる人には最適な1台です。
10mmのダイナミックドライバー搭載で音質はややドンシャリ傾向
コスパの良い完全ワイヤレスイヤホンでも肝心なのは音質です。
Baseus Simu S1 Proは、ややドンシャリ傾向の完全ワイヤレスイヤホンだと感じました。
全体的にバランスが取れており、低音はずっしりと重たく、高音の伸びも滑らかな印象です。
中音域は主張がやや少ないですが、丁度よくバランスがとれている印象です。
EDMやポップスやトラップ系のラップなどが相性が良くて、かなり楽しむことができました。





アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載
Baseus Simu S1 Proは、ANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載。
周囲の音を最大35dbをカットし、自分の世界へ入り込むことができ、より音楽を楽しむことができます。
実際に使用してみた感想としては、流石に2万円以上するフラグシップ等と比較すると、中域~高域のANC性能に差を感じてしまいますが、5,000円台で購入できる製品の中では、かなり完成度が高い印象です。
外音取り込み機能は、かなり周囲の音を拾ってくれます。
人の声をよく拾ってくれるので、誰かに喋りかけられる環境では活躍してくれそうです。
一方で、周囲の音をよく拾ってくれるので、ナチュラルで自然な外音取り込み機能を求めている方には、少し向いていないのかもしれません。





Bluetooth5.2対応し接続も安定 ペアリングは爆速で感動
Baseus Simu S1 Proは、新しい規格であるBluetooth5.2に対応している。
Bluetooth5.2に対応することで、低消費電力でありながら高品質の音質を伝送することができるようになったのが、メリットとしてあります。
実際に人が多い場所などにも、行って試してみましたが僕の使用環境ではかなり安定しており、特に問題はなかったです。
また、一度デバイスとペアリングさせると、ケースからイヤホンを取り出した時に、自動で接続してくれるオートペアリングにも対応。
これがかなり爆速で接続されるので、非常にストレスフリーでした。
ケース・本体共に軽量で持ち運びに最適
ケース・本体は、コンパクトでとても軽量で、本体の重量は片方で3.6gなので両方で8gにおさまっています。
イヤホン本体が軽量だと、耳への負担が少ないというメリットにもなります。
また、ケース本体もかなり小さく、片手にすっぽりと収まるサイズ感なので、持ち運び用にも最適です。





バッテリー持ちはケース込みで最大28時間 Type-Cを搭載、Qiワイヤレス充電にも対応
Baseus Simu S1 Proのバッテリー持ちは、ANCをOFFで使用時、最大7時間、ケース込みで最大28時間の再生が可能です。
バッテリー持ちは、他のメーカーのイヤホンと比較しても、同じくらいなので、大抵の人は困ることがないと思います。
ケース本体には、USB Type‐Cが搭載されており、10分間の充電で1.5時間動作する急速充電に対応しています。
また、ケースの表面はQiワイヤレス充電にも対応しており、約2時間でフル充電が可能となっています。
Baseus Simu S1の気になるところ
タッチセンサーで音量の調整ができない
個人的に、少し気になったのがタッチセンサーの感度と音量の調整がタッチセンサーで操作できないことです。
タッチセンサーの感度が少し鈍く、しっかりと反応してくれているのか、心配な場面が見られました。
また、誤動作防止の為に、ワンタップでの動作は廃止されています。
ですので、音量の調節も廃止されており、少し不便に感じました。
装着センサーは搭載なし
Baseus Simu S1 Proは、装着センサーを搭載していないので、耳への着脱だけで音楽の一時停止とか再生ができる装着検出機能は非搭載となります。
この機能は、あるとかなり便利なのですが、搭載されていないことにより、重量がかなり軽量化されているのかもしれません。
専用アプリやイコライザー設定機能はなし
Baseus Simu S1 Proは、専用アプリやイコライザーの設定機能などは非搭載です。
専用アプリで接続の状況やイコライザーの調整で、自分好みに調整をしたい方には、少し向いていないかもしれません。
Baseus Simu S1 Proはこんな人におすすめしたい
・手の届きやすい価格帯で、性能や機能性には妥協したくない方。
・少し人と違った個性的な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方。
・コンパクトで軽量な、持ち運びに最適な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方。
・ややドンシャリ傾向の音が好きな方。
まとめ
このような感じで、Baseus Simu S1 Proをレビューしてみました。
比較的手の届きやすい価格帯の完全ワイヤレスイヤホンですが、音質はもちろん、機能にも妥協がなく、ANCや外部音取り込み機能やQiワイヤレス充電にも対応しています。
デザイン製が高く、ケースは高級感があり、5,000円台で購入できる製品の中では、トップクラスだと感じました。
また、重量も軽く持ち運びや長時間の使用にも最適な1台でした。
最後までご覧いただきありがとうございます。