2021年の9月2日に角川ドワンゴ学園 教育事業発表会が開かれ、角川ドワンゴ学園の新しい取り組みが発表されたました。
内容的をざっくりまとめると
・2022年4月から、担任制が廃止され、複数メンター制度が導入。
・N中等部とN/S高等学校の連携を強化
・N中等部が、N/S高等学校でやれることが選択肢に加わったこと。
・VR教育の標準化。
・通学コースのキャンパスが増えること。
N中等部がN/S高の連携を強化し大幅改革!
担任制から複数メンター制度へ変更
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
2022年4月から、担任制が廃止され、複数メンター制度が導入される。
今までは、生徒に対してクラス担任が、基本的にサポートを行われていましたが、複数メンター制度が導入されるということで、複数の先生が生徒をサポートする仕組みへとなるそうです。
生徒の相談に応じて、最適なメンターに付いてもらうことで、生徒の学習面やスクールライフのサポートを行ってくれるそうです。
N中等部の1日の授業数を拡充
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
2022年4月からN中等部(中学)では、生徒がもっと自分の夢や目標に向かって、やりたいことを見つけられるように、学園側が力を入れていくということで、学びの機会を多くする取り組みが実施される。
N中等部の通学コースの1日あたりの授業数が変更になり、今まで1日あたり4コマの授業(1コマ50分)だったのに対し、6コマ(1コマ50分)へと授業数が増えます。
N中等部生もアスリートクラスに参加可能
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
2022年4月から、N/S高等学校のアスリートクラスにN中等部の生徒も参加が可能になります。
アスリートクラスは、N・S高等学校に在籍するスポーツアスリートに対して、知識面、進学面、コミュニティー面・活動面でサポートすることに特化されたクラスです。
ネットの学校ですが、スポーツを思いっきりできる環境も整備されています。
N中等部でもAdobe CCを無料で使用可能に
以前からN/S高等学校は、プロのクリエイター達も使用するAdobe Creative Cloudが配布されていましたが、N中等部の生徒にも無料で使用可能になりました。
Adobe Creative Cloudを使用することで、画像編集、動画編集、グラフィックデザインや、Webデザインなどが、本格的に学べるようになります。
課題解決型プロジェクト授業 Project Nに参加が可能に
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
2022年4月から、2018年からN/S高等学校で実施されている「ProjectN」に、N中等部の生徒も参加可能になりました。
ProjectNは、社会に出て活躍するための知識やスキルを身に付けられる課題解決型の授業です。
具体的な、解決策企画やアウトプット(プレゼン等)をすることで、社会で必要とされる5つの力(TEPIC)を学べることができます。
社会で必要とされる5つの力(TEPIC)
・思考力
・表現スキル
・プロジェクトマネジメントスキル
・ITスキル
・コミュニケーションスキル
また、ProjectNでは、省庁や企業とコラボレーションで授業を進めていき、その道のプロの方や企業の方から、フィードバックをいただけることができるなど、一般的な高校では体験できないことが体験できます。
N/S高のネット部活やマイプロジェクトにも参加可能に
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
起業部や政治部、研究部といったN/S高等学校のネット部活にN中等部生が参加可能になりました。
それぞれの部活には、顧問や講師が付き、プロから学ぶことができる部活になっています。
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
また、地域の身の回りの課題や、自身が興味や関心のあるテーマをプロジェクトとして立ち上げ、長期的に実施するプログラムである。
ネットの高校マイプロジェクトに参加可能になりました。
また自分自身で立ち上げたテーマは、最終的にプレゼンし発表することで、社会や人とのつながりを学ぶことができます。
キャリア教育や進路イベントも参加可能に
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
N中等部を卒業した後の進路や、将来の夢、将来のやりたいことを見つけるサポートとして、N/S高生向けに公開しているキャリア教育授業やN/S高生向けの進路イベントにN中等部の生徒も参加可能になります。
キャリア教育の授業では、人生とお金に関する授業や、職業研究といって、ヘアメイク業界や出版業界などを説明してくれる動画が、視聴可能になります。
プロのコーチなどからサポート「コーチング」が受講可能(別途費用が必要)
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
N/S高等学校でも、取り入れられているコーチングが受講可能になります。
将来の目標をプロのコーチやティーチングアシスタント(大学生や大学院生)が、サポートを行うことで、中学生の段階から将来のための学習を先取りすることが可能です。
N中等部はキャンパスを7キャンパスから9キャンパスへ拡大
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
現在、N中等部の通学コースキャンパスは、関東を中心に近畿や東海などに、キャンパスの設置を行っている。
今回は、東京の町田、近畿の神戸に新たにキャンパスが追加されることが発表された。
N/S高等学校はVR教育が標準化へ 通学コースのキャンパスが大幅に拡大
VR教育が標準化へ (名称が変わります)
(画像は角川ドワンゴ学園のHPより引用)
N/S高等学校は、2021年からOculus Quest 2を活用したVR教育を行なってる。
VRを活用しVR空間で授業を受けたり、生徒間交流、面接練習、英会話学習などの教材が展開されている。
また、生徒間の交流では、RecRoom、VirtualCast、VRChat、BeatSaberを使用し、先生や生徒間で交流を行っている。
これらのVRを活用した教育が、2022年から標準化へと変更になるという発表もありました。
普通科プレミアム(VRあり)→普通科
普通科スタンダード(VRなし)→普通科ベーシック
このことから、学園はVRを使った教育をもっと拡大させていきたいと、思っていることがわかる。
担任制から複数メンター制へ変更 スクーリングには専任の教員を配置
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
これまで、N/S高等学校では、担任の先生がスクーリングを全国各地で行いながら、生徒の対応をされていたが、これが大幅に変更になる。
2022年4月からN中等部と同様、担任制が廃止され、複数メンター制度が導入される。
今までは、生徒に対し担任が基本的にサポートを行ってきたが、複数メンター制度が導入されることで、複数の先生が生徒をサポートする仕組みへ変更になります。
所属コースに関わらず、すべての生徒に複数の先生がつき、サポートする体制へと変更になります。
生徒の相談に応じて、最適なメンターを配置することで、生徒の学習面やスクールライフのサポートを行っていくことが発表された。
また、これまでスクーリングは、担任の先生が行っていたが、スクーリングには専任の教員が配置されるとのこと。
メンターの先生とは別に、スクーリング専任の先生を配置することで、分担制になることで教員の負荷を減らす目的があるみたいです。
通学コースのキャンパスが19キャンパスから33キャンパスへ大幅拡大
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
N/S高等学校は、全国に通学コースのキャンパスを19キャンパス展開していましたが、2022年4月から全国33キャンパスに拡大する。
今までのN/S高等学校のキャンパスは、都心部に集中していたため、地方からだと通学しずらく通学コースを選択しにくいや、キャンパス内に生徒数が多すぎるなどの課題が見られていたが、全国33キャンパスに拡大することで、この問題が解決されるだろう。
新たに追加させるキャンパスは以下の通りです。
渋谷キャンパス(東京) | 浜松キャンパス(静岡) |
町田キャンパス(東京) | 岐阜キャンパス(岐阜) |
秋葉原キャンパス(東京) | 天王寺キャンパス(大阪) |
つくばキャンパス(茨城) | 姫路キャンパス(兵庫) |
宇都宮キャンパス(栃木) | 高松キャンパス(香川) |
新潟キャンパス(新潟) | 北九州キャンパス(福岡) |
金沢キャンパス(石川) | 鹿児島キャンパス(鹿児島) |
生徒数の多い関東や近畿を中心に拡大されており、甲信越や北陸、東海、四国、九州など、今までキャンパスがなかった地域にも、新たに設置されることが発表されました。
まとめ
(画像は角川ドワンゴ学園の事業発表説明会より引用)
このような感じで、今回発表された角川ドワンゴ学園 教育事業発表会についてまとめてみました。
今回の発表会では、主にN中等部が強化され、N中等部の生徒のできることが広がるなと感じています。
また、N/S高等学校でも、担任制の廃止やキャンパスが33キャンパスへと増設されるので、学校生活が大幅に変わりそうです。
僕が通っている高校が、進化し成長していっているなと思うと、何かうれしさを感じます。
最後までご覧いただきありがとうございました。