「タブレットとしても使える2in1型PCを使ってみたい!」
現在、MacBookが学校指定でもあるので、MacBook Pro13インチを愛用しています。
特に性能面などで不満もなく、快適に作業を行うことができているが、以前からノートパソコンとしても十分なスペックを備え、タブレットのように使えたり、資料に文字を書き込んだり、絵を描けたりできる2in1型のPCを使ってみたかった。
今回、DellさんからXPS 13 2-in-1(7390)という2in1型のPCを貸し出して頂けたので、約2週間じっくり使用した感想をまとめていきたい。
Dell XPS13 2-in-1を開封していく
XPS 13 2-in-1の付属品は、以下の通りです。
PC本体 |
アクティブペン |
ACアダプター |
USB Type-A |
充電のACアダプターは、45wのものが付属されている。
ホワイト系のデバイスの充電器は、ブラックのモノが多かったりするので、ホワイトの充電器が付属されているのは、白好きとしてはありがたい。
Dell XPS13 2-in-1のスペック
XPS 13 2-in-1のスペックは、このような感じです。
CPU | 第10世代Core i7-1065G7 プロセッサー |
OS | Windows10 Home64bit日本語 |
メモリー | 16GB 3733MHz LPDDR4x メモリーオンボード |
ストレージ | 512GB PCIe NVMe x4 SSDオンボード |
ビデオカード | Intel Iris Plus グラフィックス |
ディスプレイ | 13.4インチ 16:10 UHD+ WLEDタッチディスプレイ(3840 x 2400) |
付属ソフト | Microsoft Office Home &Business |
本体サイズ | 高さ:7mm~13mm
幅 :297mm 奥行き: 207mm |
重量 | 約1.32kg~ |
実際にXPS 2-in-1を使ってみた感想
良いところ
MacBookにも引けを取らないアルミ製の高級感のある筐体
XPS 13 2-in-1の筐体には、アルミブロックから切り出して作られた削り出しのアルミ筐体を採用し、エッジ部分には、ダイヤモンドカット加工をすることで堅牢性とエレガントさを感じることができる。
アルミの質感がかなり高く、アルミ筐体のMacBook Pro 13インチをメイン機として、普段使用している僕でも感動しました。
パームレストはカーボンファイバーを採用 黄ばみの対策も
XPS 13 2-in-1のシルバー/アークティックホワイトのパームレストには、汚れや黄ばみを防ぐコーティングがされており、白色の織り込みは、グラス ファイバーが使用されています。(ブラックはカーボン使用)
軽量化と高強度を実現させている。
白系のデバイスは、経年劣化などの汚れや黄ばみに弱いので、事前に対策されているのは、ありがたい!
ディスプレイがとても美しく、ベゼルも薄い
Dolby Vision認定を受けた500ニトのHDR対応ディスプレイを搭載しているので、ダイナミックレンジが非常に広く美しいです。
従来のSDRディスプレイでは、表現できなかった色彩を表現できるようになり、クリエイティブな作業でも十分使用できるディスプレイです。
ディスプレイは、フルHD、UHD+の液晶を選択可能、今回お借りしたモデルはUHD+をお借りしています。
また、XPS13 2-in-1は非常に特殊なアスペクト比を採用しており16:10(フルHD 1920x1200 UHD+ 3840x2400)を採用している。
一般的なアスペクト比は、16:9を採用しているものが多いが、アスペクト比を16:10にすることで縦方向にディスプレイが広がる。
縦方向に表示できる情報量が増えるので、ブラウザや事務作業などの縦スクロールが多い作業で、かなり恩恵を感じることができました。
また、Dell Evesafeが搭載されており、鮮明な色を維持しながら、ブルーライトを軽減し目を保護することが可能です。
ストロークは浅いが、しっかり打鍵感のあるキーボード
キーボードと液晶のベゼルカラーは、「ブラック」と「アークティックホワイト」から選択可能。
ブラックは日本語配列と英語配列から選択可能ですが、アークティックホワイトは、英語配列のみとなっています。
キーボードは、マグレブキーボードが使用されており、磁気でキーボードを支えているので、薄くするこに成功。
実際にこちらの記事を執筆するのに、このXPS 13 2-in-1のキーボードでタイピングしていますが、ストロークは浅いですが、しっかり打鍵感があり良好でした。
電源ボタンも指紋センサーとなっており、指紋認証でロックの解除が可能です。
前モデルより、トラックパットが大きくなり使いやすくなっているそうです。
MacBookの様に、トラックパットが大きくて動作も滑らかなので、かなり使いやすいです。
前モデルから約2.5倍パフォーマンスがパワーアップ
第10世代のintel Coreプロセッサを搭載することで、前モデルより最大2.5倍ものパフォーマンス向上を実現している。
約2週間、毎日にようにXPS 13 2-in-1を使用してきたが、大体の作業はサクサクこなしています。
Adobe Premiere Proでの高度な動画編集やフレームレートが要求されるゲームは厳しい印象だが、EXCEL、Wordなどの事務作業はもちろん、RAW写真現像や、PhotoshopやIllustratorを使用したデザイン作業は快適に行うことができました。
ちなみに、CINEBENCH R23 を走らせてみました。
Core i7-1065G7のマルチコア性能は4222pts、シングルコア性能は1184ptsでした。
前モデルは、Core i7-8500Yを採用していたので、2コア4スレッドでしたが、Core i7-1065G7になっているので、4コア8スレッドになっています。
前モデルからやや性能アップされているみたいです。
3D MARK TIME SPYも回してみました。
XPS 13 2-in-1は、Intel Iris Plusのグラフィックスを搭載しているので、UHD Graphicsよりもグラフィックス性能が高いです。
アクティブペンに対応
XPS 13 2-in-1は、オプションで販売している「デル プレミアム アクティブ ペン」に対応しています。
このアクティブペンを使用することで、イラストや資料のメモや画像編集の範囲選択で活躍する。
4096段階の筆圧検知し、繊細な表現も可能なので、とても使いやすかったです。
また、アクティブペンを使用したあとは、本体にくっつけておくことができ、紛失もしにくいように配慮されてます。
気になるところ
長時間作業時の発熱
XPS 13 2-in-1を実際に使用してみて気になったことは、長時間作業時の発熱です。
筐体にはしっかり空気の通り道が確保されており、発熱には配慮がされているのだが、高負荷時は、かなり熱がこもっている印象。
パームレストやキーボードには、熱はこないが、高負荷時に筐体の背面に手を当てると、手では持てないくらい筐体が熱くなり、ファンが唸っていた。
これは、すべてのノートPCに言える課題だが、もう少し発熱が軽減されると嬉しい。
13インチのモバイルノートPCとしては少し重め
XPS 13 2-in-1(7390)は、1.33kg~と比較的重め。
他の2in1型のPCは、軽量なものだと1kgを切るものも、出てきているのでやはり重く感じます。
削り出しのアルミを使用しているため、仕方はないが、タブレットモードにして、手持ちで長時間作業は厳しいなと感じました。
LTEには非対応
外出先で、ノートPCを使う人にとって、あると嬉しいLTEは非対応。
モバイルWiFiを利用しなくても、データ通信が行えるので、LTEに対応しているとかなり便利なので、次期モデルに期待したい。
ポートの数が少ない
XPS 13 2-in-1は、コンパクトな筐体を実現するためインターフェイスをかなり削っています。
Thunderbolt3対応 USB Type-C x2 |
microSDカードリーダー |
3.5mmイヤホンジャック |
Thunderbolt3対応のUSB Type-Cを採用しているので、高速なデータ転送やデュアル フル4K解像度の出力が可能になっています。
インタフェイスが少ないので、HDMIでの画面出力やUSB機器と接続する場合は、ハブやドッキングステーションが必要になるだろう。
Dell XPS13 2-in-1はこんな人におすすめしたい
こんな方におすすめ
- アルミ削り出しの高級感がある2in1型PCが欲しい方
- スペックの高い2in1 PCが欲しい方
- スクロール作業が多く、16:10の縦長のディスプレイが魅力的に感じる方
まとめ
このような感じで、DellのXPS 13 2‐in‐1を使用した感想をまとめてみました。
デザイン性がとても高く、アルミ削り出しの筐体を採用しているので、堅牢性とエレガントさを感じとれるプレミアム感漂う1台でした。
第10世代のプロセッサーを採用しており、パフォーマンスは良いです。
グラフィックスは、ceLakeを搭載しているので、クリエイティブな作業も、しっかりこなしてくれます。
ディスプレイも16:10を採用しているので、13インチのノートPCですが、縦に長くしっかり作業領域も確保することが可能です。
11世代を搭載した最新版が発売されました。
最後までご覧いただきありがとうございました。